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いかのごろみそ煮

津軽半島の最北端に位置する、旧小泊村。ここは、平成17年に旧中里町と飛び地合併して、今は中泊町という名称になっています。

この中泊町の特産品は「メバル」と「イカ」。特にイカは旧小泊村時代から、漁業の中心となる貴重な資源でした。

この「イカの村」に昔から伝わっているのが、いかのごろみそ煮。丁寧に内臓を取り出して、丁寧に熱を加えて溶かし、そして味噌を加えたら丁寧に混ぜ合わせ、イカを入れて煮込んでいきます。

村の名前は合併によって消滅してしまいましたが、イカを愛し丁寧な仕事を施す気質が、この料理には今も変わらず宿っています。


・作り方

【材料】(5人分)
・するめいか…中2はい
・内臓(ごろ)…1ぱい分
・みそ…60g
・酒…大さじ1杯
・とうがらし…少々

【作り方】
1. いかから、足と内臓をとる。
2. ごろ(内臓)についている墨袋を静かにつ まんで引きはなし、足のつけ根の軟骨のとこ ろでごろを切り離す。
3. 胴は洗って1cmくらいの輪切り、足も3 cmくらいの長さに切る。
4. 鍋にごろを入れ弱火で酒を加えながら炒る。 ごろが溶けたらすぐ味噌を入れ混ぜ合わせる。 (こげつきやすいので注意する)
5. 4のいかをすばやく入れて中火で煮る。 いかが煮えたら、とうがらしを振りかける。