トップページ > 認定料理一覧 > 焼き物・炒め物 > ナスのしそ巻き

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昔から、津軽の夏を彩る日常食として食べられてきたのが、このナスのしそ巻き。ナスを切ってしそで巻くだけのシンプルな料理なのですが、ここに奥深さがあります。

そもそも、青しそで巻くか赤しそで巻くかによって、味が変わります。そして、家庭によって赤派と青派に分かれたりもします。

また、ナスと一緒に巻き込む味噌の味に至っては、ほぼ十人十色の状態。砂糖は入れず酒だけ入れる、みりんを加える、みそに南蛮粉を混ぜる、青南蛮を千切りにしたものを一緒にして巻く…といった具合です。

考えてみると、家庭ごとに伝承される作り方が異なるという意味では、もっとも広く伝承されている料理の一つであると言えますし、日々の繰り返しの中で身近な先人によって育まれた味とも言えます。


・作り方

【材料】(16個分)
・なす…2個
・しその葉…16枚
・みそ…大さじ4
・砂糖…大さじ1
・酒…大さじ1
・油…少々

【作り方】
1.なすを縦に8等分にする。
2.みそ、砂糖、酒を混ぜ合わせておく。
3.なすに混ぜ合わせた2をつけて、しその葉1枚でグルっと巻く。
4.フライパンに油を敷き、両面を焼く。

※写真は、青じそで巻き込んだものですが、一回り大きな赤じそで巻き込む場合には、ナスの姿は完全に見えなくなります。